三菱ケミカルホールディングスKAITEKI Value for Tomorrow

CSOメッセージ

 近年、地球環境や社会の持続可能性に対する危機感が高まり、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の採択やパリ協定の発効以降、世界中でサステナビリティを追求する動きが加速しています。こうした中、企業の果たすべき役割は、「ESG(環境?社会?ガバナンス)」の観点からもますます大きくなっています。

未来を見すえて、ありたい姿を描く

 デジタル技術の進展により産業構造が劇的に変化していく中で、企業が持続的成長を遂げていくには、個々の事業の延長線上で成長戦略を描いてきたこれまでと違い、中長期視点で将来像を描き、そこに向かっていち早く動き出すことが重要です。こうした考えのもと、2050年にめざす社会の姿からバックキャストし、MCHCグループの2030年にありたい姿を地球?社会?人という観点から描き、それを実現するための戦略の骨格となる中長期経営基本方針「KAITEKI Vision 30」の策定を進めています。2030年をターゲットに温室効果ガス(GHG)排出削減目標などを設定し、それを次期中期経営計画に反映させる所存です。

最適な循環型社会の構築に向けた取り組み

 気候変動や海洋プラスチック問題など喫緊の課題解決に向け、当社グループはビジネスモデルの変革とイノベーションを通じて積極的に取り組む必要があると強く認識しています。

*

気候変動問題については、生産活動に伴うGHG排出削減にグループを挙げて取り組むとともに、GHG排出削減に貢献する製品の開発に取り組んでいます。2018年10月には気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)提言への支持を表明しました。今後、関連する情報の拡充を図り、投資家をはじめとしたステークホルダーの皆さまとの対話を通じて、社会のニーズや当社グループへの要請と期待を把握し、イノベーション創出に取り組んでいきます。

 また、社会の仕組みや産業構造を抜本的に変えるサーキュラーエコノミーをKAITEKI実現のキーエレメントと位置付け、グループ横断的に推進しています。2019年5月にはサーキュラーエコノミー推進委員会を立ち上げ、社会価値と経済価値の創出を同時に実現すべく、具体的な開発テーマの検討を開始しました。しかしながら、サーキュラーエコノミーは、私たちだけで実現できるものではありません。本質的な仕組みをバリューチェーン全体で展開していくことが不可欠のため、バリューチェーンを構成する企業や団体等が参画するイニシアチブと協働し、ビジネスモデルを変革していきます。

*

企業理念の実践を強化

 KAITEKIをより一層グローバルに共有し深化させるため理念体系を整備し、企業理念の社内浸透を改めて強化しています。従業員一人ひとりが社会課題を自分ごと化し、事業活動を通じて、その解決に取り組むには、個と組織の意識改革が必要であると考え、2018年度から事業部長?部長クラスを対象に、KAITEKIについて議論するワークショップを実施しています。このワークショップを起点にKAITEKIのコンセプトを各職場に浸透させて従業員の変革力を高め、KAITEKIの実践を強化していきます。

 今後も、サステナビリティを追求し、 APTSIS 20のサステナビリティ関連の目標達成に向けて着実に取り組むとともに、サステナビリティ戦略とより一層融合した事業戦略を推進し、持続的な成長を確かなものとしてまいります。

執行役常務
Chief Sustainability Officer
池川 喜洋
2019年9月(「KAITEKI レポート2019」掲載)

四虎紧急最新地址-深夜办公室在线高清完整版-虎婿